世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

在原業平が詠んだ歌です 有名な歌ですね
毎年 桜の時期になるとよく思い出します
説明は、不要だと思いますが・・・

もうすぐ桜が咲きます いつ咲くのだろうか
早く咲いて欲しいものです
しかし、咲いてしまうとすぐに散ってします
満開の美しい桜を早く見たいがゆっくり咲いて欲しい・・・

ジレンマですね 美しい桜を少しでも長く楽しみたい・・・

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いっそのこと桜がこの世の中になければ 春を心安らかに
ゆっくり過ごすことができるのですが・・・
もちろん桜が無い方が・・・などと思っていないわけで
桜が好きでしょうがない 桜を愛してやまない・・・

好きな歌です 当ブログでも春になると必ず登場します(笑)
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いままで「世の中の~」は、漠然とそうだよなぁ・・・と思っただけでしたが
昨年 そして今年もコロナ禍でのお花見の自粛ムード

咲くか咲かないのかいつ咲くのか・・・に加えて 見に行っても良いのかが加わり
「世の中の~」が、特に沁み入る歌になりました

各地の河津桜が満開 長徳寺のオカメ桜
千本釈迦堂の阿亀桜 本満寺の枝垂れ桜 円山公園の祇園しだれ 
京都御苑 近衞邸跡の糸桜 桜松や車還桜
平野神社 雨宝院 上品蓮台寺 立本寺 妙蓮寺 本法寺・・・・・・
もちろん大好きな御衣黄も
一体何処に行こうか 行ってはいけないのか
開花 満開などの情報が続々と入ってくる
今年の桜は・・・早いぞ
う~ん、まさに 「世の中にたえて桜のなかりせば・・・」状態(笑)

返歌の
散ればこそ いとど桜は めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき
詠み人知らず

こちらも ごもっとも・・・・・・ですね(笑)

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