雪丸の京都散歩2

雪丸号(自転車)に乗ってちょっとディープな京都をご紹介します

2017年04月

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春の高山祭 2017・昼の部

春の高山祭 2017・昼の部

先回は、夜祭をご紹介しましたが
今回は、昼の部です


9時少し前に 陣屋前広場の道路には
4台の屋台が集合していました
からくりを演じる屋台です


良い天気でしたので既に多くの人が
屋台の周りに集まっている
気の早い人は11時から始まるからくりの
場所取りをしている


それでは主だった屋台を見ていきます

hiru  kagura1
神楽台です   先頭を行きます

hiru  kagura2
金の鳳凰と1mを超える大太鼓が印象的です

hiru  sanba
三番叟 
童から翁へ一瞬にして変わるからくりが人気

hiru  ryujin
龍神台 
唐子と龍神が登場するからくりです 
紙吹雪が舞います

hiru  shakyo
石橋台 
扇笠姿の美女が・・・石橋人形と呼ばれています


さて、中橋を渡ってその他の屋台の曳き揃えを見に行きましょう
hiru  ato1
途中の道路に不思議な形の跡が付いています
なんでしょうか?・・・
hiru  ato2
実は、屋台の通った跡なんです

車輪に金属が付けられています

今回は、屋台の彫刻を見ていきましょう

hiru daikoku1
大國台
ちびっこたちの晴れ舞台です
hiru daikoku2


琴高台
鯉の彫刻 緋幕等 鯉づくし・・・・
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こうなるとどうしても思い出すのが・・・
京都・祇園祭の鯉山ですね(笑)

五台山
見所一杯の屋台です

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御所車が中に付いているタイプの屋台です
狐格子の半丸窓から御所車が透かして見えますね

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立川和四郎 二代 富昌による飛獅子
これがすばらしい
木目の美しさ この迫力 思わず見入ってしまう
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ディテールに至るまで精巧に作られた品
圧巻です・・・緊張感さえ覚える

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幸野楳嶺原画 雲龍昇天図 見送り(西陣綴織)

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円山応挙の下絵とされる獅子牡丹刺繍幕(西陣刺繍)


麒麟台
谷口与鹿の「唐子群遊」
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その中で注目されるのは・・・「籠伏の鶏」

籠伏の鶏 一本の木からすべてを彫り上げている
まじかで本物を見ると素晴らしさを実感できる


恵比須台
こちらも谷口与鹿の素晴らしい彫刻がご覧いただけます
hiru ebisu7
子連れの龍・・・う~ん、思わす唸ってしまう

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同じく谷口与鹿の手長怪人像                足長怪人像

ここにもあります
hiru tenaga
鍛冶橋の欄干に設置されている手長怪人像
反対側には足長怪人像
(夜の撮影ですみません)
手長怪人像が手名椎命(テナヅチノミコト)
足長怪人像は足名椎命(アシナヅチノミコト)とのことです

hiruyatai1
主だった屋台の彫刻をご紹介しましたが

他にも素晴らしい屋台があります

少しでも高山祭の屋台の素晴らしさをお分かりいただけると
良いのですが画像ではどうしても限界があります
ぜひ ライブでご覧ください


オマケです 屋台蔵のお話

屋台蔵を撮影していると話しかけられて
屋台蔵のすばらしさを教えていただきました
stakayama syako
白壁の土蔵の屋台蔵 もちろん防火対策
高山は屋台を解体しないでそのまま保管します


扉をポンポン叩きながら 
扉の高さは約6m 幅は約1.3m 厚さは約30cmとのこと


このデカイ扉が蝶番3個で支えられてスムーズに開閉できて
ピッタリと閉まる
「どうです すばらしいでしょ」と かなりのドヤ顔で話してくれました


そう言われると・・確かに凄い技術です
もっと屋台蔵のすばらしさをアピールしたほうがいいのでは・・・と
御礼を言って高山をあとにしました



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maiko no  nanachan1















春の高山祭・夜祭 2017

昨年の秋の高山祭に続いて春も
行ってきました
 
4月14日  目的は、もちろん高山祭ですが
もっとも見たいのは
秋と同様 夜に行われる屋台の
曳き廻しでいわゆる夜祭です
秋の高山祭では宵祭と言います
 
ちなみに・・昼間の部は夜祭の後にご紹介します
順番が違いますが・・・なにせ夜祭が好きなので
お許しを・・(笑)

この日は、絶好の祭日和
朝は、-1℃と寒かったが
昼間は、20℃ 暑いくらいでした
 
夜祭のスタートは、18時30分

さんまち通り 神楽台からスタートです 

stakayama-cyochin hiire
提灯に火が入れられる 準備OKですね

この頃は、まだ昼間の明るさが少し
残り青から群青色へそして暗くなって
行く時間・・マジックアワーですね
提灯の光と群青色の空が美しい
 
道路の両側に地元の人・観光客が
ずらりと並んで屋台を待つ
そこに先頭の神楽台が太鼓の音を響かせて進んでくる
stakayama kaguradai
次々に飛騨の人々自慢の屋台がやって来る

stakayama 3basou
三番叟 
からくり人形が提灯の光に照らされて
これも美しい 

stakayama ryujin
龍神台

stakayama ishi
石橋台 「しゃっきょうたい」 と読みます

さてここまで観たら少し移動します
柳橋に行きましょう 
この橋から鍛冶橋に進んでくる屋台を見るためです

すでに多くの人が橋の上でスタンバイ ちょっと出遅れ
でも大丈夫でした

しかし、予想していたことですが・・・・暗くてうまく写りません(涙)
stakayama kajibashi
鍛冶橋を行く 三番叟 龍神台 石橋台 
これくらいでご勘弁を 

屋台が止まっています・・どうやら休憩のようです
それでは 安川通りに移動しましょう  

長い間  冬の寒さが終わって春に行われる高山祭は 解放感にあふれているようです
ここの祭は なにしろ距離感が近い
祭人・地元の人・観光客等すべてが近い(特に神明町通り・さんまち通り)
道幅のせいかもしれない
 
京都が好きな方々には祇園祭でいうところの巡行の帰りの
新町通と言えばお分かりいただけるかと
 
夜祭りの巡行の際は所々で屋台が止まります
特に安川通では わりと長い時間止まります・・途中休憩ですね(笑)
 
すると 皆さんが屋台のまわりに集まってきてお話したり写真を撮ったり
和気あいあいです
 
小さなお子さんの祭人は、良い被写体になります
一緒に写真を撮ったり人気者です 

stakayama gaijin
外人さんにツーショットを頼まれて
チョット緊張気味です 

stakayama mago
「みんなわしの孫やでぇ~」と
おじさんも自慢げ
屋台の自慢・孫の自慢と忙しそう(笑)
笑顔が広がります 

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五台山

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恵比須台

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麒麟台
オヤジさん・・・飲み過ぎでは(笑)

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崑崗台

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青龍台

鍛冶橋に移動しました

stakayama-daikoku2
大國台です
鍛冶橋東詰 本町通りで皆さん屋台をお出迎え

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本町通り 先頭を行く神楽台
走行方向の微調整のため
前の人が押して 後ろの人が引くと右を向きます

銀行前 順道場で曳き別れます 
これで一応、夜祭は終了です 
明日の祭に備えて各屋台蔵に帰って行きます

stakayama-nakabashi
中橋(赤い欄干) 屋台蔵に向かう 神楽台と三番叟
帰って行くときも少し止まってくれます

明日もお祭があるのですが
帰って行く屋台は、なにか寂しげにみえます

少しだけですが春の高山祭・夜祭をご紹介しました
画像だけでは、夜祭の本当の良さは伝わり難いと思います

来年は、ライブで夜祭をご覧になることを強くお勧めします

2018年4月14日は、土曜日です 


 
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2017 京都・・桜です

2017  京都・・桜です

この題目に続いて満開の京都の桜情報・・・のはずでした

しかし、この日 4月1日の桜は・・・ご存知のように「つぼみ」でした

残念でしたが、少しだけ探しましたので

主だったところは「つぼみ」・・・・・
今出川通りを東進すると

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冷泉家の桜です 通からよく見えますので目立っていました

ここまで来たら出町に行ってみましょう
早咲きで有名な長徳寺のオカメ桜を目指します
例年なら この時期 すべてが終わっていますが・・ 

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咲いていました かなり「落花盛ん」でしたがピンクの花は残っています
この人出をご覧になれば・・・おわかりですね

長徳寺ほど早咲きではありませんが・・
御苑に引き返しましょう

今出川御門から入ると人が多い・・
ご存知 近衛家跡 枝垂桜「糸桜」咲いていました 
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池に映ってきれいです

出水の桜もと思いましたが時間の都合で北野天満宮へ

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上七軒歌舞練場の桜・・いつもなら・・・
今年は、残念でしたね

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少しだけ・・・控えめに・・・咲いています

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こちらは満開・・・造花ですが(笑)
今回は、こちらの桜でガマンしましょう

天満宮付近でこの時期思いあたるのは地蔵院(椿寺)五色八重散椿
もしかしたら桜と五色八重散椿が同時に見ることができるかも・・
何年か前に観たことがあるのですが・・・

残念ながら桜は、まったくでした
しかし、五色八重散椿は美しく咲いていました

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正岡子規 「椿寺の椿の花は散りてこそ」ですね

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早咲きの桜は・・・遅く ソメイヨシノは・・・早すぎ という微妙な感じでした(笑)
このブログを書いているときはだいぶ進んでいるのでしょうね

まっ、五色八重散椿が綺麗でしたので良しとしましょう・・・負惜しみ(笑)



今回のオマケです

先日、深夜 上七軒で遭遇した 
ヤサカタクシー「デッチーくん」

川端通りの二条を少し下がったところで遭遇
残念ながら空車ではなかったので
写真だけ撮りました

yasaka-2017

「2017」ナンバーです 

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