春の高山祭 2017・昼の部
先回は、夜祭をご紹介しましたが
今回は、昼の部です
9時少し前に 陣屋前広場の道路には
4台の屋台が集合していました
からくりを演じる屋台です
良い天気でしたので既に多くの人が
屋台の周りに集まっている
気の早い人は11時から始まるからくりの
場所取りをしている
それでは主だった屋台を見ていきます
神楽台です 先頭を行きます
金の鳳凰と1mを超える大太鼓が印象的です
三番叟
童から翁へ一瞬にして変わるからくりが人気
龍神台
唐子と龍神が登場するからくりです
紙吹雪が舞います
石橋台
扇笠姿の美女が・・・石橋人形と呼ばれています
さて、中橋を渡ってその他の屋台の曳き揃えを見に行きましょう
途中の道路に不思議な形の跡が付いています
なんでしょうか?・・・
実は、屋台の通った跡なんです
車輪に金属が付けられています
今回は、屋台の彫刻を見ていきましょう
大國台
ちびっこたちの晴れ舞台です
琴高台
鯉の彫刻 緋幕等 鯉づくし・・・・
こうなるとどうしても思い出すのが・・・
京都・祇園祭の鯉山ですね(笑)
五台山
見所一杯の屋台です
御所車が中に付いているタイプの屋台です
狐格子の半丸窓から御所車が透かして見えますね
立川和四郎 二代 富昌による飛獅子
これがすばらしい
木目の美しさ この迫力 思わず見入ってしまう
ディテールに至るまで精巧に作られた品
圧巻です・・・緊張感さえ覚える
幸野楳嶺原画 雲龍昇天図 見送り(西陣綴織)
円山応挙の下絵とされる獅子牡丹刺繍幕(西陣刺繍)
麒麟台
谷口与鹿の「唐子群遊」
その中で注目されるのは・・・「籠伏の鶏」
籠伏の鶏 一本の木からすべてを彫り上げている
まじかで本物を見ると素晴らしさを実感できる
恵比須台
こちらも谷口与鹿の素晴らしい彫刻がご覧いただけます
子連れの龍・・・う~ん、思わす唸ってしまう
同じく谷口与鹿の手長怪人像 足長怪人像
ここにもあります
鍛冶橋の欄干に設置されている手長怪人像
反対側には足長怪人像
(夜の撮影ですみません)
手長怪人像が手名椎命(テナヅチノミコト)
足長怪人像は足名椎命(アシナヅチノミコト)とのことです
主だった屋台の彫刻をご紹介しましたが
他にも素晴らしい屋台があります
少しでも高山祭の屋台の素晴らしさをお分かりいただけると
良いのですが画像ではどうしても限界があります
ぜひ ライブでご覧ください
オマケです 屋台蔵のお話
屋台蔵を撮影していると話しかけられて
屋台蔵のすばらしさを教えていただきました
白壁の土蔵の屋台蔵 もちろん防火対策
高山は屋台を解体しないでそのまま保管します
扉をポンポン叩きながら
扉の高さは約6m 幅は約1.3m 厚さは約30cmとのこと
このデカイ扉が蝶番3個で支えられてスムーズに開閉できて
ピッタリと閉まる
「どうです すばらしいでしょ」と かなりのドヤ顔で話してくれました
そう言われると・・確かに凄い技術です
もっと屋台蔵のすばらしさをアピールしたほうがいいのでは・・・と
御礼を言って高山をあとにしました
http://line.me/S/sticker/1090260