さて東寺神供が終わり 本日最後の目的地 神泉苑に行きましょう
神泉苑祭のキャッチフレーズは 神泉苑HPによりますと
「平安京造営から1200年の歴史をもつ神泉苑で、五月二日~四日に
神泉苑祭が行われます。
善女龍王社拝殿には御神輿を祀り、境内には3本の剣鉾が立てられ、
大勢の地域の方や参拝客で賑わう祭典です。
皆様のご参詣を心よりお待ちしております。」とのことです
大般若経六百巻転読祈願法要・子供みこし巡行・龍王社祭祀
稚児拝礼・お練りなど3日間にいろんな行事がありますが
今年は、「静御前の舞」 奉納を見学に行ってきました
その前に16時からの「雅楽奉納」を見学
いやその前に一言・・
うーん、蹴上よりきれいだったりします
静御前の舞を見るのは初めて・・・迷いましたが・・・なんとかなるさで(笑)
18時に神泉苑に再び到着・・なんと良い場所はすでに満員
うーん、蹴上よりきれいだったりします
満開ですね
笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)の説明と演奏
雅な感じが法成就池に響き時間がゆっくり流れていく・・・
18時30分から静御前の舞です
2時間ぐらい時間があるので神泉苑周りをポタリング・・・・・
二条城界隈を散策・・・コンビニでコーヒーブレイク・・・ネットに書き込みetc
そのうち空模様が怪しくなってきた・・
ここから七条まで戻らなければなりません しかも雨具なし・・・・
静御前の舞を見るのは初めて・・・迷いましたが・・・なんとかなるさで(笑)
18時に神泉苑に再び到着・・なんと良い場所はすでに満員
ならばと法成橋西詰に入ってスタンバイ・・・
するとやっぱり雨が落ちてきた・・さすが雨乞いの舞・そして神泉苑(笑)
準備完了 なんとか雨は止んでいます
18時30分 静御前の登場です・・・・うーん 美しい・・・帰らなくてよかったなどと思う(笑)
「一年百日の旱の候ひけるに、賀茂川・桂川皆瀬切れて流れず、筒井の水も絶えて、
18時30分 静御前の登場です・・・・うーん 美しい・・・帰らなくてよかったなどと思う(笑)
「一年百日の旱の候ひけるに、賀茂川・桂川皆瀬切れて流れず、筒井の水も絶えて、
國土の事〔なやみ〕にて候ひけるに、次第久しき例文〔を引いて(ヨ)〕、
『比叡の山・三井寺・東大寺・興福寺などの有験の高僧貴僧百人、神泉苑の池にて
仁王経を講じ奉らば、八大龍王も知見納受垂れ給ふべし』と申しければ、
百人の高僧貴僧〔を請じ、〕仁王経を講ぜられしかども、其験もなかりけり。
又或人申しけるは、『容顔美麗なる白拍子を百人召して、院御幸なりて、神泉苑の池にて
舞はせられば、龍神納受し給はん』と言へば、さらばとて御幸ありて、
百人の白拍子を召して舞はせられしに、九十九人舞ひたりしに、其験もなかりけり。
『静一人舞ひたりとても、龍神知見あるべきか。而も内侍所に召されて、祿重き者にて候に』と
申したりけれども、『とても人数なれば、唯舞はせよ』と仰せ下されければ、
静が舞ひたりけるに、しんむしやうの曲と云ふ白拍子を、半ばかり舞ひたりしに、
みこしの嶽、愛宕山の方より、黒雲俄に出で来て、洛中にかかると見えければ、
八大龍王鳴り渡りて、稲妻ひかめきしに、諸人目を驚かし、三日の洪水を出し、
國土安穏なりしかば、さてこそ静が舞に知見ありけるとて、『日本一』と宣旨を
賜はりけると承り候ひし」と申しければ、鎌倉殿是を聞召して、
「さては一番見たし」とぞ仰せられける。