桂離宮は、案内の人に先導されて約1時間の参観ですが とても1時間では理解できない
見所が満載です
灯籠をテーマに(気にかけて)参観しても次から次へと現れる灯籠をチェックする
だけでも忙しい(笑)
灯籠を見てみましょう
桂離宮には、キリシタン灯籠(織部灯籠)が7つあります
その他の灯籠が14
これを見逃さずに参観するのはかなり難しいです
ここに置いてある灯籠は、どれも(園林堂前は除く)背が低い
背が高い(普通の高さ)灯籠も地中に深く埋めることと設置の場所と考慮する
ことにより火袋の位置が低くなっている
先回ご紹介した岬灯籠も背の低い
左 外腰掛にある灯籠
中 外腰掛前の蘇鉄山の灯籠
右 外腰掛前の延段(行の延段)の先にある灯籠
左 松琴亭に向かう道にある灯籠(キリシタン灯籠)
中 州浜そばの灯籠
右 白川石橋を渡ったところの灯籠
左 松琴亭の西側の中島の岸辺に立つ灯籠(キリシタン灯籠)
中 松琴亭前の灯籠
右 松琴亭から賞花亭へ その手前左手にあります
「水蛍灯籠」と名前が付いています
左 賞花亭から園林堂の途中の灯籠(キリシタン灯籠)
かなり埋まっていますね
中 園林堂前の灯籠
右 笑意軒向かいの雪見灯籠
笑意軒の前には船着き場にあります その角に背の低い三光灯籠と呼ばれる
少し変わった灯籠があります
三光灯籠 丸は太陽 四角は星 三日月はもちろん月を表現
笑意軒・船着き場・三光灯籠
笑意軒に向かって延段を歩いていくと生垣の影からいきなり灯籠が現れる
三角灯籠です
三角形の灯籠です・・・そのままです(笑) 私的にはもっとも好きな灯籠です
これも背が低い 足元のみを照らす・・ということでしょう
灯籠の背を低くして明かりの位置を下げている
月を眺める際に 視野に明かり(灯籠の火)が入らないように考慮されているとのことです
手水鉢はどうでしょうか
左 外腰掛にある「二重枡形手水鉢」
中 松琴亭の白川石橋を渡ったところ
自然の水を利用した「流れの手水」
階段状になっています
伊勢神宮の五十鈴川で手を洗い清めるのと同じですね
右 松琴亭前の手水鉢
1. 賞花亭前の手水鉢
2. 園林堂の手水鉢
3. 笑意軒 浮月と呼ばれる手水鉢
4. 月波楼 鎌型手水鉢
笑意軒「浮月の手水鉢」いいですね
ネーミングもすばらしい
月が浮かぶとこんな感じでしょうか
観てみたいですね
最後は延段のご紹介
左 「行」の延段 外腰掛 切石と自然石を使用
中 「草」の延段 笑意軒 自然石のみを使用
右 「真」の延段 御輿寄 切石のみを使用
中門からの「真」の延段 御輿寄 そして古書院
延段のなかでも「真」の延段に心が引かれる
こちら園林堂の延段の直線的な意匠も良い感じ
今回で3回目の参観でしたが 説明の方がすばらしかった
各所の的を得た説明 間の取り方 参観者への配慮
余分なオヤジギャグ的なものはなく そうかといって冷たい感じでもなく
人に説明するにはこういったようにするのだと・・・・
勉強になった桂離宮でした
最後に
浮月の手水鉢・「歌月」の額・月見窓・歩み月・襖の引き手金具
月見橋・三光灯籠など桂離宮のコンセプトは「月」
驚くことに桂離宮の書院群は東南29度に設定(傾き)、
これは離宮の創建の年(1615年)の京都で中秋の名月が
姿を現わす角度に一致するとのこと・・・
傾きといえは 二条城が南北の軸を中心に約3度東に傾いています
地図をご覧ください
南禅寺の山門(石川五右衛門の「絶景かな・・・」で有名な)も傾いています
桂離宮の傾きとはまったく違う理由らしいのですが・・・
話が傾き・・いやそれましたが
その他、
春分の月の出の方位に合致するもの(笑意軒、園林堂、梅の馬場)、
仲秋の名月に合致するもの (書院、月波楼)、
冬至の月の出に合致するもの (松琴亭、紅葉の馬場)
それぞれの方向軸上にくるとのこと
月にとことんこだわって計算された造営ですね
最初にいいましたが とても1時間では理解できない
冬の時期にしか行ったことがないので
他の季節にもおじゃましたいですね
できることなら早朝から深夜まで いや泊まってみたい
泊まっても寝るなんてもったいないことはしません
一日中・桂離宮・・・経験してみたいですね
今後も宮内庁に参観許可を求め続けるでしょう
まだ桂離宮に行ったことがない方は ぜひ訪れてみてください
はまりすぎても責任は取りません(笑)
見所が満載です
灯籠をテーマに(気にかけて)参観しても次から次へと現れる灯籠をチェックする
だけでも忙しい(笑)
灯籠を見てみましょう
桂離宮には、キリシタン灯籠(織部灯籠)が7つあります
その他の灯籠が14
これを見逃さずに参観するのはかなり難しいです
ここに置いてある灯籠は、どれも(園林堂前は除く)背が低い
背が高い(普通の高さ)灯籠も地中に深く埋めることと設置の場所と考慮する
ことにより火袋の位置が低くなっている
先回ご紹介した岬灯籠も背の低い
左 外腰掛にある灯籠
中 外腰掛前の蘇鉄山の灯籠
右 外腰掛前の延段(行の延段)の先にある灯籠
左 松琴亭に向かう道にある灯籠(キリシタン灯籠)
中 州浜そばの灯籠
右 白川石橋を渡ったところの灯籠
左 松琴亭の西側の中島の岸辺に立つ灯籠(キリシタン灯籠)
中 松琴亭前の灯籠
右 松琴亭から賞花亭へ その手前左手にあります
「水蛍灯籠」と名前が付いています
左 賞花亭から園林堂の途中の灯籠(キリシタン灯籠)
かなり埋まっていますね
中 園林堂前の灯籠
右 笑意軒向かいの雪見灯籠
笑意軒の前には船着き場にあります その角に背の低い三光灯籠と呼ばれる
少し変わった灯籠があります
三光灯籠 丸は太陽 四角は星 三日月はもちろん月を表現
笑意軒・船着き場・三光灯籠
笑意軒に向かって延段を歩いていくと生垣の影からいきなり灯籠が現れる
三角灯籠です
三角形の灯籠です・・・そのままです(笑) 私的にはもっとも好きな灯籠です
これも背が低い 足元のみを照らす・・ということでしょう
灯籠の背を低くして明かりの位置を下げている
月を眺める際に 視野に明かり(灯籠の火)が入らないように考慮されているとのことです
手水鉢はどうでしょうか
左 外腰掛にある「二重枡形手水鉢」
中 松琴亭の白川石橋を渡ったところ
自然の水を利用した「流れの手水」
階段状になっています
伊勢神宮の五十鈴川で手を洗い清めるのと同じですね
右 松琴亭前の手水鉢
1. 賞花亭前の手水鉢
2. 園林堂の手水鉢
3. 笑意軒 浮月と呼ばれる手水鉢
4. 月波楼 鎌型手水鉢
笑意軒「浮月の手水鉢」いいですね
ネーミングもすばらしい
月が浮かぶとこんな感じでしょうか
観てみたいですね
最後は延段のご紹介
左 「行」の延段 外腰掛 切石と自然石を使用
中 「草」の延段 笑意軒 自然石のみを使用
右 「真」の延段 御輿寄 切石のみを使用
中門からの「真」の延段 御輿寄 そして古書院
延段のなかでも「真」の延段に心が引かれる
こちら園林堂の延段の直線的な意匠も良い感じ
今回で3回目の参観でしたが 説明の方がすばらしかった
各所の的を得た説明 間の取り方 参観者への配慮
余分なオヤジギャグ的なものはなく そうかといって冷たい感じでもなく
人に説明するにはこういったようにするのだと・・・・
勉強になった桂離宮でした
最後に
浮月の手水鉢・「歌月」の額・月見窓・歩み月・襖の引き手金具
月見橋・三光灯籠など桂離宮のコンセプトは「月」
驚くことに桂離宮の書院群は東南29度に設定(傾き)、
これは離宮の創建の年(1615年)の京都で中秋の名月が
姿を現わす角度に一致するとのこと・・・
傾きといえは 二条城が南北の軸を中心に約3度東に傾いています
地図をご覧ください
南禅寺の山門(石川五右衛門の「絶景かな・・・」で有名な)も傾いています
桂離宮の傾きとはまったく違う理由らしいのですが・・・
話が傾き・・いやそれましたが
その他、
春分の月の出の方位に合致するもの(笑意軒、園林堂、梅の馬場)、
仲秋の名月に合致するもの (書院、月波楼)、
冬至の月の出に合致するもの (松琴亭、紅葉の馬場)
それぞれの方向軸上にくるとのこと
月にとことんこだわって計算された造営ですね
最初にいいましたが とても1時間では理解できない
冬の時期にしか行ったことがないので
他の季節にもおじゃましたいですね
できることなら早朝から深夜まで いや泊まってみたい
泊まっても寝るなんてもったいないことはしません
一日中・桂離宮・・・経験してみたいですね
今後も宮内庁に参観許可を求め続けるでしょう
まだ桂離宮に行ったことがない方は ぜひ訪れてみてください
はまりすぎても責任は取りません(笑)