西本願寺における親鸞聖人750回大遠忌法要は、6/16で一段落しました
次は、9月9日スタートします
今年は、親鸞聖人750回大遠忌にあたり本願寺周辺はたいへんにぎやかで
混雑します。
しかし、今は比較的静かです。
先日、西本願寺さんにおじゃまして阿弥陀堂にお参りして
御影堂に向うと「日本にこんなにパイプイスがあったのか」と思うぐらい
すごい数の大遠忌法要用のパイプイスが並べられていました。・・・・信仰の力ですね
御影堂門を出て堀川通を東に横断すると門があります。総門です
総門をくぐって正面通をなおも東に進むと通の両側には仏具店でいっぱいです
少し進むと登場です。
えっ、なに あの建物 怪しすぎる(失礼) ここは日本?インド?
お待たせしました・・・伝道院の登場です。
実は、本当に「お待たせしました」なのです
約10年間、ずっとシートで囲われていました。
まさにベールに包まれた建物でした。
親鸞聖人750回大遠忌法要にあわせて完成したようです。
親鸞聖人のおかげですね・・・・・合掌
実際は、電線・各種ケーブルがいっぱい写ります
加工して電線等を取りました
西本願寺 伝道院とは
京都市指定・登録文化財 本願寺門前町にそびえるアジア風建築
明治45年に竣工。設計は本願寺築地別院や平安神宮を担当した
伊東忠太(当時東京帝国大学教授)。
ルネッサンス様式やゴシック様式といった西洋一辺倒だった
明治時代から大正時代にかけての近代建築史において、
あえてアジアを意識した、斬新な建物であります。
建築当初は、「附属屋」、「倉庫」、「物置、人力車置場、便所」などが
ありましたが、現在は「本館」だけ残っています。
その本館は赤レンガ造り一部塔屋付き二階建て(最高部の高さ約21m)の
インド・サラセン様式のエキゾチックな建物。
周囲を取り巻く御影石一本造りの石柵の柱頭には、ライオンや
羽を持つ象など動物の彫刻が施されています。
内部はケヤキ造りの階段や、高い天井から吊り下げられた
アールヌーボー、セセッション等のシャンデリアという装飾に富み
重厚な印象を受けます。
「本願寺界隈のみどころ駒札より」
石造柵柱の上にあるのは何でしょうか?
ライオン?羽を持つ象? なんだか分かりません(汗)
ただのオブジェとして置いたのでしょうか?
うーん、まさに鬼才・伊東忠太ワールドです
なぜ約10年もの間 シートに覆われていたのか
その答えは本願寺さんのHPにありました
1912(明治45)年の創建以来約100年が経過
建物の内外の老朽化問題の深刻化
テラコッタ (装飾用の素焼き陶器)が落下する恐れ
建物の老朽化の進行を抑えることができる素屋根を建設
これにより、将来の修復工事にも対応できる準備を整えられました
2007(平成19)年、伝道院を、 境内地の整備として修復することが決定
修復の際、カフェやショップなどを設置する案が上がる
しかし、それは伝道院を不特定多数の人が使用することになる
すると研修所として登録されている伝道院の主要用途の変更が必要になる
用途変更を満たすため、万が一の地震に備えて耐震構造への変更や、
同時に物販・飲食店等を設置することによる耐火構造への変更、
および消火設備・防火壁の設置、延べ床面積に応じた防火水槽などを
設置する義務が生じてくることがわかり、特徴ある内装や外観を
変更しなければならないという大きな問題点が判明しました。
現行の建築基準法には適合していませんが、既得権が認められた
「既存不適格建物」であります。また文化財に指定されていることから
耐震補強などは所有者の努力義務として課せられ、現行の建築基準法に
規定される義務の履行は求められていませんでした。
当面、不特定多数の方々を受け入れる物販・飲食店等の用途変更は行わず、
既存不適格建物の適用内で文化財として求められている耐震補強などを施し、
将来的に重要文化財指定を見据えた修理維持管理を行う方針
およそ2年に及ぶ修復に向けての行政との折衝や調査の結果を経て、
伝道院修復工事の基本方針が決定
2011年伝道院修復工事完了 (本願寺HPより抜粋)
歴史のある建物は建築基準法は必ず壁になりますね
古き良きものを残そうとするとそれなりの苦労はあります
工事の経過を考えると当分の間、伝道院内部には不特定多数の一般の方は入れない
しかし、現在 親鸞聖人750回大遠忌法要記念として
2011(平成23年)年4月9日(土)~2012(平成24年)年1月16日(月)
月曜日が基本的にお休み 11:00~16:30
伝道院内部を見ることができます。 しかも無料です。
内部は撮影禁止です。 一般の人が入れるのは最初で最後になるかもです
記念スタンプもあります
次は、9月9日スタートします
今年は、親鸞聖人750回大遠忌にあたり本願寺周辺はたいへんにぎやかで
混雑します。
しかし、今は比較的静かです。
先日、西本願寺さんにおじゃまして阿弥陀堂にお参りして
御影堂に向うと「日本にこんなにパイプイスがあったのか」と思うぐらい
すごい数の大遠忌法要用のパイプイスが並べられていました。・・・・信仰の力ですね
御影堂門を出て堀川通を東に横断すると門があります。総門です
総門をくぐって正面通をなおも東に進むと通の両側には仏具店でいっぱいです
少し進むと登場です。
えっ、なに あの建物 怪しすぎる(失礼) ここは日本?インド?
お待たせしました・・・伝道院の登場です。
実は、本当に「お待たせしました」なのです
約10年間、ずっとシートで囲われていました。
まさにベールに包まれた建物でした。
親鸞聖人750回大遠忌法要にあわせて完成したようです。
親鸞聖人のおかげですね・・・・・合掌
実際は、電線・各種ケーブルがいっぱい写ります
加工して電線等を取りました
西本願寺 伝道院とは
京都市指定・登録文化財 本願寺門前町にそびえるアジア風建築
明治45年に竣工。設計は本願寺築地別院や平安神宮を担当した
伊東忠太(当時東京帝国大学教授)。
ルネッサンス様式やゴシック様式といった西洋一辺倒だった
明治時代から大正時代にかけての近代建築史において、
あえてアジアを意識した、斬新な建物であります。
建築当初は、「附属屋」、「倉庫」、「物置、人力車置場、便所」などが
ありましたが、現在は「本館」だけ残っています。
その本館は赤レンガ造り一部塔屋付き二階建て(最高部の高さ約21m)の
インド・サラセン様式のエキゾチックな建物。
周囲を取り巻く御影石一本造りの石柵の柱頭には、ライオンや
羽を持つ象など動物の彫刻が施されています。
内部はケヤキ造りの階段や、高い天井から吊り下げられた
アールヌーボー、セセッション等のシャンデリアという装飾に富み
重厚な印象を受けます。
「本願寺界隈のみどころ駒札より」
石造柵柱の上にあるのは何でしょうか?
ライオン?羽を持つ象? なんだか分かりません(汗)
ただのオブジェとして置いたのでしょうか?
うーん、まさに鬼才・伊東忠太ワールドです
なぜ約10年もの間 シートに覆われていたのか
その答えは本願寺さんのHPにありました
1912(明治45)年の創建以来約100年が経過
建物の内外の老朽化問題の深刻化
テラコッタ (装飾用の素焼き陶器)が落下する恐れ
建物の老朽化の進行を抑えることができる素屋根を建設
これにより、将来の修復工事にも対応できる準備を整えられました
2007(平成19)年、伝道院を、 境内地の整備として修復することが決定
修復の際、カフェやショップなどを設置する案が上がる
しかし、それは伝道院を不特定多数の人が使用することになる
すると研修所として登録されている伝道院の主要用途の変更が必要になる
用途変更を満たすため、万が一の地震に備えて耐震構造への変更や、
同時に物販・飲食店等を設置することによる耐火構造への変更、
および消火設備・防火壁の設置、延べ床面積に応じた防火水槽などを
設置する義務が生じてくることがわかり、特徴ある内装や外観を
変更しなければならないという大きな問題点が判明しました。
現行の建築基準法には適合していませんが、既得権が認められた
「既存不適格建物」であります。また文化財に指定されていることから
耐震補強などは所有者の努力義務として課せられ、現行の建築基準法に
規定される義務の履行は求められていませんでした。
当面、不特定多数の方々を受け入れる物販・飲食店等の用途変更は行わず、
既存不適格建物の適用内で文化財として求められている耐震補強などを施し、
将来的に重要文化財指定を見据えた修理維持管理を行う方針
およそ2年に及ぶ修復に向けての行政との折衝や調査の結果を経て、
伝道院修復工事の基本方針が決定
2011年伝道院修復工事完了 (本願寺HPより抜粋)
歴史のある建物は建築基準法は必ず壁になりますね
古き良きものを残そうとするとそれなりの苦労はあります
工事の経過を考えると当分の間、伝道院内部には不特定多数の一般の方は入れない
しかし、現在 親鸞聖人750回大遠忌法要記念として
2011(平成23年)年4月9日(土)~2012(平成24年)年1月16日(月)
月曜日が基本的にお休み 11:00~16:30
伝道院内部を見ることができます。 しかも無料です。
内部は撮影禁止です。 一般の人が入れるのは最初で最後になるかもです
記念スタンプもあります