雪丸の京都散歩2

雪丸号(自転車)に乗ってちょっとディープな京都をご紹介します

2010年12月

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最後の神頼みは・・・

今年もあと1週間ですね
年が明けるとすぐセンター試験が始まります
受験生の方でお正月に天満宮に最後のお願いに行く人もいるのでは・・・
いや本人は勉強でしょうから依頼された人が代わってお参りに行かれる方も
多いのではないでしょうか。

そこで天満宮ですが どこに行きましょう
最初は「洛陽天満宮二十五社」からスタートしましょうか?
1番 菅大臣神社 からです
うーん25社回ると正月が終ってしまう。
それに菅公聖蹟二十五拝もあります。

やはり北野天満宮はぜひお参りしなければ・・・総本家(?)なので
いや総本家は菅大臣神社か・・・
それでは菅原院天満宮神社は・・・
元祖は吉祥院天満宮か 文子天満宮もお忘れなく
またまた悩みます。
思い切ってここは北野天満宮に一番最初にお参りに行くことに決定します。

北野天満宮は、見所がたくさんあります。
でも今回は合格のお願い中心です。
神社自体の見所紹介は、お礼参りの時期にご紹介したいと思います。
kitano

北野天満宮前交差点の鳥居をくぐって参道を北へ約130m 
左側に伴氏社があります。道真公のお母さんが祀られています
駒札があるので確認してください。
ここの鳥居は京都三珍鳥居の1つです。
お母さんにお願いして
本殿で道真公にお参りして 勧学御守を受ける
これでもう大丈夫「最後の神頼み」で完璧です。
しかし、ちょっと待ってください本殿の背面にも御后三柱という御神座があります
本殿の後に北向きに祀られているのは、
天穂日命(菅公の祖先神)・菅原清公卿(菅公の祖父)
菅原是善卿(菅公の父)の三柱の神が祀られています。
ご祖先様とお父さんとお祖父さんにもお願いすれば一層強力ですね・・・
こちらにもお参りをお忘れなく これで安心安心

ご参考までに
菅原清公卿(菅公の祖父)のお墓参りはいかがでしょうか
京都市南区吉祥院稲葉町 市立祥栄小学校東に
菅原清公卿 御墳墓通路の石碑が立っています
kiyokimihakatsuro

ここから幅約70cmの通路を25mほど入って行くと
菅原清公卿 御墳墓があります。
へぇーこんなところに・・・・と感じる場所です
34/57/52.2 135/44/29.3 ±6m 日本測地系
合掌
kiyokimihaka


北野天満宮ミニ情報
毎月25日は「天神さん」という縁日が開催します。その年の最後となる明日(12月25日)は
「終(しま)い天神」と呼ばれ多くの人が訪れます。
通常の骨董などの露店に加えて鏡餅やしめ飾りやなどの正月用品があります。

祗園周辺・八坂の塔その2です。

12日上洛しました。
今回の上洛は、いわゆる家族旅行です。プラス ゲスト1名です。
雪丸君は留守番となりました。
まずは、知恩院古門前の白川親水テラス(片平なぎささん・神田正輝さんはいませんでした)
八坂神社・石塀小路(山村紅葉さんが歩いていそうでした)(笑)
今日は、なぜかいつもより「なんちゃって舞妓さん」が多い
そして八坂の塔へ・・・・定番コースですね
12月の日曜日 本日ラッキーなことに開門されている。もちろん拝観しました。
久しぶりに五重塔に入りました。そうです前にご紹介したように八坂の塔は2階(2層目)まで
登れます。貸切状態で堪能しました。

yasakashinbashira

心柱が各層に接していないのがよく分かります

門の前には大勢の観光客がいましたが
中には入る方は少ないようです。まあ五重塔は外から十分みることが可能ですから・・・・
皆さんは急ぎ足で清水に向われます。

私たちは、ここでUターンして八坂通を下って東大路に
安井金毘羅宮に到着です。 えっー結構な人出ですねぇー
お札に願いを書く 穴をくぐる 前から後へ悪縁を切り 後から前に良縁を結ぶ お札を貼る
去年までは、静かな神社だったのに 今年になってテレビに3回ほど紹介されたので
大盛況になりました。テレビパワーです。

コマラーとしては、縁切りよりも もっと大切な神社です
この安井金毘羅宮の中の末社・天満宮の前にいる狛犬1対です。
なんと京都市で最も古い狛犬です。
明和4年(1767年)
私は、オジサンと呼んでいます。2010年は3回目のご対面でした。
ojisankomainu

オジサン顔でしょう

最後は本日のメインですロームイルミネーションへ

ところで12月の第二日曜日は、京都検定の日です。
正式には、京都・観光文化検定試験
こちらですhttp://www.kyotokentei.ne.jp/

3級・2級・1級と毎年京都検定受験とロームイルミネーションはセットで
見に来ていました。
ここのイルミネーションは自然の木を利用して良い感じで本当に綺麗で
検定を受けなくなってもこの時期には毎年ここに来てしまいます。
それに毎年進化するイルミネーションで特にLEDを使い始めてからは
一層綺麗で華やかになりました。
皆さんもいかがでしょうか?綺麗ですよ 12月25日までです。
romuirumi

嵐山・花灯路が10日から始まっているので こちらは混んでいないと思いきや
甘かったですね しっかり渋滞しています。

この後、平安女学院のイルミネーションにも行きました
こちらは手作り感いっぱいで良い感じです
こちらも12月25日までです

最後は、東山山頂公園の京都市営展望台から
京都市内の夜景でシメました・・・・・・・・お疲れさまでした。

本日(17日)第7回の京都検定の問題と解答の発表がありました
1級の200字問題は、上賀茂神社・顔見世・本阿弥光悦でしたね
それにしても顔見世とはタイムリーすぎです。出題者もびっくりでは!

龍馬伝

今年の漢字は「暑」にきまりました
うーん確かに暑かったですね 大文字山が思い出されます.

さて、終りましたね「龍馬伝」
今井信郎らによる京都見廻組暗殺説を採用していましたね まっ無難なところではないでしょうか
今井信郎-市川亀治郎熱演でした
弥太郎が必死でホローしていましたね
龍馬暗殺犯人の諸説をほぼ並べていました ナイスホロー!

一方、後に坂本龍馬・中岡慎太郎殺害の犯人であると、元見廻組の渡辺篤が名乗り出たが
共犯として今井信郎の名を挙げているにも関わらず、今井の証言には渡辺の名はない
なぜだろうか?
この証言は渡辺の売名行為であると考えられている。見廻組の内部抗争か?
仲が悪かったかなり とか・・・・・ 
管理人自身、詳しく研究していないので犯人探しは専門家の方々にお任せします。
ところでこの見廻組の渡辺篤のお墓は、教善寺(京都市上京区下立売通七本松西入ル)に
あります。いやあった。いやあることはある なんだかワケがわからない表現ですが、
戒名 孤泡院篤利剣居士。
確かに古い写真では墓石が写っていましたが、教善寺におじゃましたとき 
ちょうどお寺の方が出てみえて渡辺篤墓について質問したところ 
「たまに訪ねてくる人がいますがもう家系が途絶えてしまい無縁仏になっている」との
ことでしたのであえて墓地には入りませんでした。

龍馬暗殺関係で
近江屋主人の井口新助の墓は 金戒光明寺にあります
三重塔(文殊塔)の南です。
井口家の墓 4基のうち右から(東)2つ目の「釈智侠」
oumiya iguchihaka

35/00/54.3 135/47/33.0  ±4m 日本測地系
合掌です

来年になったらゆっくりと坂本龍馬・中岡慎太郎に会いに
霊山護国神社行こうと思っています
今年は、満員御礼のため遠慮していましたので(笑)
しかし、東大路から鳥居をくぐって登って行く霊山護国神社まで
桜・紅葉・清水寺の夜間拝観のときは、恐ろしいほど渋滞するあの坂道
歌手のばん○ひろ○みさん(SACHIKO)がこの近くにお住まいのようで
「紅葉はもう終りました」そして「紅葉の時期は京都に来ないでくれ」
とよくラジオ言っています(笑)
あの坂には管理人も雪丸も閉口です。霊山護国神社までノンストップで
登ったことがありません
とくに朝一番にトライすると星が出ます。いくつも・・・・・・・危険(汗)

今回は、奈良です

先日の28日に奈良の安倍文殊院に「獅子から降りた文殊さま」を見に
友人と行くことになりその際、 東大寺南大門に寄りました。

ぜひともコマラー(笑)として南大門の狛犬を見てみたかったのだ!
今まで何度も奈良におじゃましたが南大門に狛犬があることはまったく気がつきませんでした。

この狛犬は(あえて狛犬と呼びます)建久7年(1196年)宋人の石工によって造られたものと
いわれています。
石材も宋からわざわざ取り寄せて作ったものとのことです。
なんか輸入品も「ふた手間掛ければ日本製」 的なことになってしまうのだが、
日本で彫られたので日本最古の石造狛犬ですね
慣れた石が彫りやすかったのでしょう。

南大門に行くといましたいました なるほど確かに有名な仁王像の北側にいました。
やはりほとんどの人は仁王像に夢中で狛犬さんは素通りです(涙) なにせ国宝で運慶・快慶ですからね強力です
唐獅子様式でしょうか大陸的ですね。しかし結構お馴染みさんなのです。

そうです京都の車折神社に同じ形の狛犬があります。車折神社と言ってピンとこない方でも
清水寺仁王門前に一対いますね。そうですあの形です。
両方とも口を開いています。狛犬はどうしても神社のイメージがありますが・・・・

残念ですが日本最古の石造狛犬は金網で囲われています。
引きの写真は撮りにくいです。設置方法は、参道に対して平行です。
本来なら本殿や本堂を背にして又は参道に対して直角で外敵に対するのであろうが、
ここの狛犬は本堂(大仏殿)の方を向いている。
やはり日本の狛犬と同様に考えてはいけないのでしょうか?
うーんそもそも以前からここにいたのか? 
やけに置いてある場所も広い・・・広すぎです。疑問です
南大門に向って左側の狛犬 34/40/57.5  135/50/34.1 ±5m 日本測地系

nandaimonkomainu

これは南大門に向って右側の狛犬です

紅葉もちょうど見頃でとてもきれいでした。観光客も多数いましたが
京都と比べると(比べなくてもいいが)のんびりした感じがします。
時間がゆっくり流れているようです。
今度、雪丸を連れてゆっくり奈良の街を走りたくなりました。
なんといっても雪丸の故郷ですから・・・・・・・

安倍文殊院情報です   

安倍文殊院は、京都・天橋立の切戸文殊、山形の亀岡文殊と共に日本三文殊の
ひとつに数えられています
本尊の文殊菩薩は、木彫極彩色の騎士像(高さ7米・日本最大)で、右手に降魔の
利剣を持ち、左手に蓮華を持し獅子に乗ったいわゆる渡海文殊です。
永禄兵火の際、胎内から発見された、造立願文(一字三礼の書・重文)により、
承久二年文殊菩薩開眼法要 快慶の作と判明しています。(安倍文殊院HPより)

修理を機会に獅子から降りた文殊菩薩様が獅子の前に置かれています。800年ぶり?
獅子から降りた文殊様の一般公開は今回が最初で最後とのことです
当初の予定では 11/30までの公開でしたが
来年の1/25まで延長になりましたので皆さんもぜひご覧ください
すばらしいです
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